終了いたしました。
新著書発刊記念講演-京都でのバルテュス展開催に合わせて来日
夫人の節子・クロソフスカ・ド・ローラさんが語る
「バルテュスとの人生行路、
そして独り歩き」
日時 2014年7月6日(日) 11時半~14時半
場所 旧嵯峨御所 大覚寺 門跡 京都市右京区嵯峨大沢町4
参加費 お一人様 15,000円(大覚寺拝観料含む)
定員 55人
主催 QOL文化総合研究所
協賛 ㈱世界文化社、渡文㈱、アッシュ・ぺー・フランス㈱
2年ぶりにバルテュス展のために京都を訪れる節子さんと共に、ひとときを過ごします。京都はバルテュス氏と節子夫人が運命的な出会いをされた思い出の地。講演会では、数々の忘れ得ぬ思い出や、氏が逝ってからの自らの人生など、珠玉のエピソードが披露されます。
バルティス氏が生前に、好んで食した精進料理をいただくほか、節子さんが、この日のためにスイスから持参した刺繍などの作品、新刊に挿入された描き下ろしのインク画、愛用の着物と帯、アスティエ・ド・ヴィラット社との共作の焼物「セツコ・コレクション」などのミニ展示コーナーもあります。
大覚寺の僧侶に寺内を案内してもらい「平安時代からほとんど変わっていない」と言われる大沢池などの風景を節子さんと共に楽しみます。最後に、非公開の書院「庭湖館」で美しいお庭を見ながら御抹茶とお菓子をいただくという充実した内容です。
◯応募締切
*定員になり次第締め切り
*会場までの往復交通費は各自負担
*以下の項目を明記の上、郵便ハガキ、FAX、メールで申し込み。申し込みから10日以内に入金案内を送ります
1.氏名(フリガナ)2.郵便番号 住所 3.電話番号4.携帯番号
5.FAX番号 6.メールアドレス 7.参加人数 8.同伴者のお名前
【郵便ハガキ】〒602-8298 京都市上京区泰童町288 2F
QOL文化総合研究所「節子さん講演会」係
【FAX】050-3383-1385
問い合わせは☎075(414)1212、QOL文化総合研究所 イベント係
京都で見納め バルテュス展
京都市美術館で2014年9月7日(日)まで
ピカソをして「20世紀最後の巨匠」と言わしめた画家バルテュス(本名バルタザール・クロソフスキー・ド・ローラ、1908-2001)。
洗練、静謐、完璧、神秘、緊張…言葉では言い表すことが難しいほどの珠玉の作品が京都で公開されている。前回の京都展は1984年。おそらく、この充実度ではしばらくは実現できないのでは、とまで言われている没後初の大回顧展は見逃すことはできない。
バルテュス曰く「この上なく完璧な美の象徴」である少女のいる室内画、画家が過ごした土地を描いた風景画などが集結。数々の人生の険しい山を登ってきたバルテュスの絵を鑑賞することは、自分自身と対峙すること。濃厚な謎、絵画表現への挑戦…。絵を描くことに魂を注いだ画家のほとばしる製作物は、何度見ても魅せられる。節子夫人の協力を得てバルテュスが晩年を過ごしたスイスのロシニエールにある「グラン・シャレ」の敷地内に建つアトリエを貴重な愛用品とともに世界で初めて再現したのも興味深い。
会期は9月7日(日)まで。
バルテュス《夢見るテレーズ》1938年 油彩、カンヴァス 150x130cm メトロポリタン美術館 Jacques and Natasha Gelman Collection, 1998 (1999.363.2). Photo: Malcolm Varon. © The Metropolitan Museum of Art. Image source: Art Resource, NY
バルテュス《読書するカティア》1968-76年 カゼイン、テンペラ、カンヴァス 179x211cm 個人蔵 Photo: Steve Zane