*両日ともすべての回、満席です。キャンセル待ちを受け付けています。
過去が咲いている今、未来の蕾で一杯な今。
大正から昭和にかけて活躍した陶芸家で、日本の民藝運動を起こした河井寬次郎さんの孫、そして河井寬次郎記念館の学芸員でもある鷺珠江(さぎ・たまえ)さんによる茶話会です。個人的に鷺さんに託された抹茶茶椀、菓子器、皿などが実際に使われます。名器を自らの手に乗せ、口をつけ、愛でることができるという夢のような機会です。
河井寛次郎は島根県安来市出身。安来市では普段の生活の中で抹茶を点て、形式ばらないお茶の習慣があります。河井家では千客万来の客だけでなく、普段でも一日何服も抹茶を楽しみました。
その席に参加するような感じで開く気軽な茶話会です。茶道の心得が皆無でもOK。椅子席です。普段着で気軽にいらしてください。
ジャーナリストの故・筑紫哲也さんは、河井さんを「僕にとっての永遠のヒーロー」と憧れ、「平易でありながら深味を湛えた箴言のようなことばの中に、どうしてこの人物が秀れた作品を次々と生み出すことができたかの秘密をうかがうことができる。そして、それはこの人と作品の説明にとどまらず、『此世』に生きる人たちに何かを投げかけてもいる。」と記しました。実際に祖父の横で、多くの言葉を聞いていた鷺さんから伺う数々の言葉も心に残ることでしょう。
河井家と御縁の深い京菓子「鍵善良房」が運営するギャラリー。同店の有名な「くづきり」の文字は寬次郎さんによるもの。本店には多くの作品が展示されています。当日は「鍵善良房」のお菓子も使われます。
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