2018年9月22日(土)・23日(日) 10:30〜14:30
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いつの時代も比べられてきた世界を代表する2つの文化都市、京都とパリ。文化芸術の発信地として互いに惹かれあい続けてきました。今年は京都・パリ友情盟約締結60周年の年。「井村美術館」ではオーナーの蒐集物の中から普段は表に出ないオールドバカラや柿右衛門、伊万里といったパリとジャポニズム関連の作品も特別に拝見。その後、会員制倶楽部「AIC秋津洲京都」で、実際に美術館の器やグラスを使って、パリから一時帰国中の日本料理人による特別献立を、パリでの日本料理の“今”を聞きながら楽しみます。
第一会場
井村美術館は、下鴨神社の西側にある、古陶磁器の魅力を伝える私設美術館。地階は歴代柿右衛門、十代今右衛門以降の作品を常設。1階ギャラリーでは1900年前後のオールドバカラを中心とした西洋アンティークを展示してる。
井村美術館理事の井村欣裕さんは西洋美術商共同組合理事兼鑑定委員。海外のエキスパートを含む組織「AJA鑑定協会」代表。国内有数の鑑定人として公正なジャッジは百貨店やコレクターの間で信頼を得てきた。制作当時は高い評価を得ながらも、歴史に埋もれた文化遺産を後世に引き継ぐことを使命としている。これまでに130回以上、パリに足を運んでおり、パリでのジャポニズム運動への造詣も深い。
第二会場
京都上賀茂に8年の歳月をかけて作られたクラブハウスを有する会員制倶楽部。1室のみレストランとして非会員でも入室可能。今回は会員スペースで食事やお茶を楽しむ。清流の落水が響く庭園と、四季折々の景色を楽しむために設計された多様なデザインの個室を有する。その調度品は、まさに美術館級。
今回、料理を担当するのは秋吉雄一朗さん。ミシュラン三ツ星獲得の老舗「瓢亭」で高橋英一氏に師事。修行を積む。別館料理長終歴。2013年より、OECDパリ日本政府代表部特命全権大使に同伴し公邸料理長として活躍。パリでの任期を終え帰国。パリで世界の人達の感性にも響く本物の味にこだわった茶懐石の店を出すため、日本滞在は2018年末までの予定。外務省飯倉公館にて、優秀かつ貢献度の高い料理人として平成29年度外務大臣表彰及び優秀公邸料理長の表彰を受けた。